写真とインテリアデザインの融合
〜『Why?』への共感こそ生命線だ〜
また別な企業からの依頼で、新たに出来た施設(社員がくつろぐ休憩カフェスペース)の壁面全体を使って、写真額装を組み合わせた展示を任されることになった。
予想以上の壁面の広さがあることと、その空間の役割からしても、ある意味『写真とインテリアデザインの融合』とも言える。
その企業で働く、プラントワーカーや、オーガニックファームで有機野菜を作る人たちの写真を撮り続けてきたので、そうした写真の発表の場ともなるわけだ。
世界は、WhatからWhyを優先する時代となっている。何を作るのかという資本主義社会から、なぜ取り組むのかが最大優先の意義主義へと移り変わっている。
なぜ、人々はそこで働くのか?
なぜ、その仕事に取り組むのか?
すべては『Why?』から始まる。
『Why?』への共感こそ生命線だ。
なぜ、その瞬間にシャッターをきったのか?なぜ、その写真をセレクトするのか?
この空間を創造する設計プランは、自問自答の先に見えてくるはずだ。
さぁ、設計を始めよう!
写真:実際の展示現場イメージ(広い!)